先週の金曜日から株式マーケットは大暴落。サブプライムショックの混乱の後世界中の中央銀行が異次元金融緩和をしいてからは、株価がここまで大きく触れること、つまりボラティリティがここまで上がることは珍しい現象だった。すでに新たなフェーズが始まっている証なのかもしれないね。

さて、今日は投資に失敗する人の行動パターンに触れてみようと思う。

もちろん今日紹介するのはほんの一例だ。

投資をしてマイナスが膨らんだ時に心ここに在らず・・・

まさに昨日のような相場でだ。

 

売りが売りを呼び相場が下げ止まらない。

前場安値引けで後場の開始も下げて始まった、こりゃいつまで下がるんだ!?僕の持っているポジションはどこまでマイナスが広がるんだ!?

こんなに下がるんだったらとっとと損切りしておけばよかった。

こんな水準じゃ損切りもできないよ。

あー、もっと下がってしまった。

昨日の相場でこんな心境になった人は、少なくとも現状レベルじゃ相場では勝てない。

投資ではメンタルがとても重要、相場の知識は二の次

FRBの動きがどうのこうのとかPERがどうのこうのとか今のドル円は実質金利と相関があるからどうのこうのってのは本当に二の次。

一番重要なのはメンタルだ。

つまりどんな状況でも心に余裕を持っていられるかどうかがとても重要。

いちいち目の前の細かな動きに一喜一憂して自分の判断がブラされるようならロボットに運用を任せたほうが断然懸命な判断だろう。

 

メンタルを鍛える方法や心に余裕を持たせる方法はいくらかある。

相場の知識・経験をつける

相場の知識は二の次、と言っておきながら、だがこれは大切。

根拠のない自信を持てる人ならいいが、そんなものでの成功は長続きしない。

自分を納得させられる相場感、自分の相場感に自信を持つには、それなりの知識や経験が必要だろう。

ここで重要なのは、あくまでも”自分”主義であること。

他人の考えなんてどうでもいいんだ。それがたとえどんなにえらい教授だろうとそんなの関係ない。相場は未来の動きを当てるゲームなんだから、その人が偉かろうが重要な役職だろうがが、だからといって未来が偉い人の言う通りになるわけではない。

もしくは、その偉い人が24時間365日自分にアドバイスをくれるならいいが、そんなことは起こりえない。常に判断は自分でしなければいけない。

だから、自分の考えを信じられる自信をつけることがとても重要だ。

適正な運用資金を守る

メンタルを保つもう一つの方法は資金量の問題だ。

全財産100万円しかない人が、80万円FXにぶち込んで価値が半分になったらほとんどの人は正気ではいられないだろう。

でも、全財産1億円の人が100万円をFXにぶち込んで、負けてそれが0円になってしまったとしても、ショックだろうが他のことに手がつけられなくなるような状態にはならないだろう。

 

もし、相場が急落し自分のポジションで大きなマイナスが出た時、自分が通常の状態ではなう1分に一度くらいの感覚でチャートを見ずにはいられなくなってしまったら、それは運用している資金量を見直してみるべきだ。

もしかしたら身の丈以上の資金量を投資に回しているのかもしれない。

自分の心に余裕が持てる資金量で投資をしましょうね。