前週末の米国市場はオミクロン株への警戒から、株、金利共に大幅安、為替は円全面高となった。

ヨーロッパでは南アフリカからの渡航制限を即座に実施、イスラエルに至っては全外国人の入国を禁止し、これらもマーケットの不安心理を煽っている。

一方、オミクロン株へは楽観する材料もある。

・南アフリカで確認されている感染者の症状は極めて軽い

・ファイザーが早期の対応したワクチンを供給できるとしている

・各国の対応がとても速い

など、デルタ株の蔓延とは異なるシナリオになる可能性もある。

また、株の下落に関しては、これまで溜まっていたポジションの調整や前週末の米国市場がブラックフライデーで半日取引になっており板が薄かったなどの要因も考えられる。

オミクロン株の今後の動向は注視する必要があるが、必要以上の不安は正しい判断を損なうだろうというのが現状の考え。