昨晩のアメリカ市場は、金利が自立反発的な動きで上昇、株も堅調で、ナスダックとSP500は最高値を更新した。

いわゆるリフレトレード的な動きだったと思う。

新規失業保険申請件数が前週から低下したこともやや市場心理の改善につながったが、結局は土壌にあるリフレトレードが基礎になっている。

ただし、結局は今晩の雇用統計が最大注目のイベントなので、雇用統計後に景色が変わっている可能性は十分にある。

BOEは利上げが近づく

BoEが金融政策正常化プロセスの詳細を公表している。0.5%ま で􏰁利上げを先行させた後、保有債券償還に伴う再投資を停止し、量的縮小の第一 歩に踏み出す。その後、1.0%まで政策金利が引き上げられた段階で、債券売却を伴 うより積極的な量的縮小を行う計画だ。

インフレ見通しも上方修正しており、アメリカやEUに先んじて金融引き締めを行う公算が高いと思われる。

感染拡大の中でロックダウン解除したイギリス

イギリスは、デルタ株による感染拡大で1日あたりの新規感染者数が6万人に上昇している最中で、行動制限を全面解除した。

ワクチンによるところか因果は不明だが、感染数と死者数の分断が起きていることを理由に挙げている。

世界的にも珍しい攻めの政治決定で、今のところこれも功を奏していると考えている。