昨晩のアメリカ市場は、株が反発、金利は短期ゾーン中心に上昇、為替はドル高となった。

ロシアとウクライナの停戦協議は翌日以降に持ち越しとなった。

しかし、パウエル議長が議会証言で3月25bp利上げを示唆し金融政策の目先の不透明感は払拭され株価は上昇した。

金利も短期ゾーン中心に大幅上昇となっている。

パウエル議長はウクライナ情勢の不透明感には触れつつも、バランスシート縮小についても3月に進展があるとコメント。

ハト派傾向は強いエバンス総裁も金融政策の中立化へ向けた修正が必要とコメントしており、ウクライナ樹勢が緊迫化する中でもインフレと戦う姿勢は不変。

ウクライナ情勢で最も影響を受けているヨーロッパはユーロが下落しているが、こちらも引き続きインフレ圧力が強いのでECBはいずれ動く必要があると思われる。ユーロは押し目買いか。

オーストラリアもインフレ圧力が強く金融政策が遅れている。もっとも市場はすでに豪ドル高を織り込んでいる。