ナイキのヴェイパーフライが出てから、ランナーのランニングシューズへの関心が一気に高まり、YouTubeなんかでシューズの比較をする人が増えています。

そこで、少なくない人が1kmのタイムを比較材料にしてるんですが、

例えば、

1本目はナイキのヴェイパーフライで

2本目はナイキのアルファフライで

3本目はアディダスのアディオスプロで

4本目はアシックスのメタスピードスカイで

走ってみて、そのタイムを比べるというやつです。

そして、大体が、アルファフライが一番早いという結論になったりするやつです。

1kmなら走力でシューズの差をカバーできる

個人的にはこの比較はかなり微妙です。

1kmくらいの短い距離なら、極端な話重たいシューズを履いても速く走れます。

例えば、ランニングフォームやランニングパワーを数値化する動きは現在増えてきていますが、

これらを全て一定に保ってシューズだけを変えて1kmのタイムを比べるならまだ参考になりそうですが、

人間の感覚的に同じパワーで走った1kmのタイム比較なんて、他条件を一定に保つことができず比較の価値はないと思います。

反発性、クッション性、重さ、そしてガイド感

ランニングシューズを選ぶとき、よく比較されるのが反発性とクッション性です。

重さも重要視している人が多いです。

最近では、これらに加えてガイド感という比較材料でも出てきています。

着地をすると勝手に次の一歩が出るように感覚です。

個人的にはナイキのアルファフライやアシックスのメタスピードはガイド感が強いと思っています。

このガイド感、走っていると確かに楽に感じます。足が勝手に前に進むので、楽に走れてるように感じます。

しかし、果たしてこれも長距離のレースを考えた場合、本当に早くなるのだろうか?

これに関しては明確な答えは出ていませんが、ガイド感というのは本当に感覚で、実際のタイムにはさほど影響しないんじゃないかと思ったりしています。

ここはもう少し試行錯誤が必要ですが。