昨晩の雇用統計はNFP、失業率、賃金の伸び全てが市場予想を上回る強い結果。

アメリカ経済の底堅さを見た気がする。

最近では、ISMの数字も市場予想よりも強く、消費関連の指標も良く、アメリカ経済は様々な逆境の中でも強さを見せている。

 

エネルギー価格はピークを打ったように思えて、それでなくてもアメリカは日欧と違いエネルギーを自給できるので、エネルギー価格の高止まりによるインフレはすでに対処可能な領域に入っていると考えられる。

一方で、労働市場は引き続きタイトなので賃金の伸びによるインフレには対処が必要。

これは本来の金融政策の役目なので、Fedは今後もタカ派姿勢を継続させ利上げを続けていくと思われる。

市場が折り込む利上げ到達点よりも高い利上げになってもおかしくない。

 

対照的に日欧は、エネルギー価格がこのまま高止まりしたらコストプッシュのインフレに苦しめられることになる。特に日本はなかなかキツそう。