新型コロナウィルスに端を発した株価の大暴落。
個人的には当初楽観していたので、株のポジションを持ったまま大暴落を迎えてしまう、大いに反省しなければいけないと感じている。
今後の投資に活かすためにも、現状の反省点として記しておきたい。
株価暴落もない袖は振れない
今回の株価大暴落、毎日のようにダウが1日1000ドル以上下げるような暴落ですが、そもそも株価のバリュエーションは高い状態にあったわけです。
ここ1〜2年は、いつ株価が調整してもおかしくない、と言われながらも上昇を続けた年でした。
そんな高いバリュエーションの中で新型コロナウィルスが世界的に流行し、様々な実体経済がストップさせらたことで、株価の暴落が始まりました。
たしかに新型コロナウィルスは株価暴落の原因ですが、そもそも暴落するにもない袖は振れないわけで、前提として高い株価がそこにあっていつ調整が入ってもおかしくなかったという状況を忘れていたことは大きな反省点です。
マーケットはあくまでアメリカが主役
当初、新型コロナウィルスに楽観的にいたのは何も僕だけではありません。
中国で新型コロナウィルスが蔓延した時は、まだ欧米での被害はそれほどではありませんでした。
アメリカにとっては「他人事」だったわけです。
それに加えて、「重症になるのは高齢者だけ」「暖かくなれば収束する」といった情報で、実際そうだよなと思ったわけです。
その傍らで、マラソン大会、プロ野球やJリーグなどが続々と中止や延期になって経済的な損失が出ているにもかかわらず。
そして、いよいよ新型コロナウィルスが欧米で猛威を振るうようになると、アメリカは他人事ではななくなってきました。
即座にマーケットは暴落という形で反応しました。
あくまでもマーケットの主役はアメリカなので、
「今は新型コロナウィルスがアメリカで猛威を振るっていないからマーケットは静かだけど・・・」
「もしアメリカで新型コロナウィルスが猛威を振るえば・・・」
というい視点が完全に向け落ちていました。
FRBの緊急利下げ判断の素早さはすごかった
FRBは3月3日に緊急会合を開き、0.5%の緊急利下げを決定。
この時、僕を含めてマーケット的に「利下げ意味あるの?」「緊急で動いてマーケットの不安煽っただけ」みたいなコメントをする人も多くいました。中には、プロのエコノミストの中でも。
でも、流動性不安が起こりつつある今振り返れば、あのタイミングでのスピーディで大胆な決断はさすがと言わざるを得ない。
思い返してみると、FRBが間違ったことなんでほとんどない。少なくともリーマンショック以降のFRBの決断は、いつも素晴らしかった。
このFRBの緊急利下げというメッセージを素直に受け取らなかったことも反省点だ。
今回のコロナショックは、確実にこれまで積み上げてきたポジションを小さくすべき事象だった。
この変化をこんなにも後になって気づくなんてかなりの失態だった。
でも、相場は退場させれらない限りいつでも逆転可能、これからも前を向いて生きていこう。
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