貿易問題とかあるにせよ世界的に株価は上がっているし、この株の上昇を見ていると株をもっと買いたくなる。株を持ってないとしたら機会損失にイライラし始めるレベル。
株を保有してたとしても、あの時もっと買っとけばよかった、と思い始めるレベル。
でも、今から買いますか?って言われるとそれはちょっと考えちゃうな・・・ってなるのが普通の人間の心情ですね。
ここ10年の米株は上がり続けている
これはSP500の直近10年のチャート。
ご覧の通り、サブプライムショックの下落以降上がり続けている。
(バーナンキがQEを始めたことをサインに株を爆買いしなかった人たちは、その機会損失から教訓を得るべし。)
さあ、10年も上がり続けている株をここからさらに買いますかどうか?
投資家の悩みの種です。
株買いを躊躇してしまう材料
ざっと材料の列挙と簡単な説明を書いてみる。
- チャート
ご覧の通り上がりすぎてて怖い
- 約10年に1度の調整
よく言われるリセッション10年サイクル論
(1987年のブラックマンデー、1997年のアジア通貨危機、2002年ITバブル崩壊、2007年のサブプライム問題)
だいたい10年に一度以上はなんちゃら危機みたいなものが起こる。
ここ10年は何も起こってないからそろそろ?という意見は根強い。
- (日本)消費増税
2019年は日本は消費増税が控えている。もちろん景気を冷やす材料。
- GDP成長率予想
これはIMFのアメリカ経済の成長予測だけど2020年からは成長鈍化となっている。
アメリカに限らず、世界的に2020年からは成長鈍化予想だ。
- FRBの金融引き締め
- ECBの金融緩和解除
FRBはもう金融引き締めを始めているし、ECBだってその準備を初めている。
日本はまだ緩和状態を続けるだろうが、日銀のETF買い付けがなくなったら・・・と想像すると怖い。
これだけあれば十分、株買いをためらう要因にはなり得る。
だからと言って投資をやめたくはない
こういう材料が揃ったからといって、資金を全部現金にするなんて愚行だと思う。
株は配当があるし、リセッション時でも上がる銘柄は上がる。
こういう時こそ、銘柄選びを慎重に、というわけ。
でも、銘柄選びだけではどうにも対処できない状況もあるから、やはり投資戦略というのが必要になる。
株が上がっている今だからこそ、リセッション時に備えて投資戦略を練るべきだ。
僕もいくつか考えている戦略をさらに練ってまた公開してみようと思う。
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