昨晩の米株は総じて上昇、米金利は引き続き低下基調、金利低下に合わせてドル安も進みドル円は109円を割り一時108円台に突入した。

米景気の加速はピークアウトしているが絶対値は高い

昨日アメリカで発表されたISM製造業指数が59.4と市場予想を下振れ、一時まであった景気加速期待がピークアウトしていること、デルタ株の影響でアメリカでもコロナ感染者が再拡大していることなどから、アメリカの株高の勢いは緩くなっており、金利低下は鮮明になっている。

株に関しては、金利低下や金融緩和継続期待から明確な下落に転じることはなく、下がったところでは買いが入り、昨晩も上昇している。

また、ISMが市場予想を下回ったとはいえ、59.4という数字は絶対値で高く、アメリカの景気見通しは決して悪くない。

本日ADP雇用統計、金曜日は雇用統計発表

本日はADP雇用統計とISM非製造業指数が、金曜日には雇用統計が発表されるので、これらの数字が良ければ、金利低下に歯止めがかかると思われる。

RBAはタカ派的な決定

オーストラリアはRBAがRBAが9月からの債券買入額の縮小を決定した。

オーストラリアでもコロナ感染が再拡大しており再度ロックダウンになったことから、買入縮小を延期するという見方もあったのでややタカ派的な決定。

ドル安基調もあり豪ドルはドルに対して上昇している。