昨晩のアメリカ市場は、総じて株安だったがナスダックは金利低下を受けて小幅に上昇。

ADP雇用統計が市場予想を大幅に下回り、ISM非製造業指数は64.1と高水準、内訳の雇用の指数も良かった。

FRBクラリダ副議長が、年内のテーパリング決定と2022年末の利上げ開始に自信を見せたことはややタカ派的。

これらで、金利低下、株低下、グロース株が多いナスダックは小幅上昇という形だった。

ドルは、クラリダ議長のタカ派発言を受けて前日まで下がって多分を取り戻しドル高で推移。

各市場ごとまちまちの動きで統一感はなし。

金曜日は雇用統計

明日金曜日は雇用統計が控えており、市場は雇用統計待ちの様相。

雇用統計が良ければ金融引き締め観測から株安に動く、という見方も根強くあるようだが、個人的には雇用統計が良ければ素直にバリュー株は上がるんじゃないかと思っている。

また金利も素直に上昇で反応すると思っている。

一方、失業給付が切れることから、今回の雇用統計は事前からかなりいい数字が予想されている。ADP雇用統計同様に予想を大幅に下回るようだと、もう一段の金利低下が起こってしまいそう。

すでに金利はかなり低いので、ここからさらに金利が下がり仮にグロース株もリスクオフで下がるようなら買い場と捉えてもいいのではと考えている。