昨晩のアメリカ市場は、株が久しぶりの反落、金利低下、ドル安となった。

ブレイナード理事がJB(ジョー・バイデン)と次期FRB議長について面談したという報道が入り、ブレイナード議長誕生の噂が高まり、金利低下・ドル安で反応した。

株は、ここまで10日以上連騰していただけに、材料薄な中調整売りとなった。

ブレイナード理事は、FRBのデュアルマンデート(雇用と物価)のうち、雇用を重視しているという立ち位置で、FOMCメンバーの中でハト派な存在。

ブレイナード議長が誕生すれば、利上げペースは遅くなる、という思惑から、金利低下、ドル安での反応となっている。

ただ個人的にはパウエル議長が再任されるにせよ、ブレイナード議長になるにせよ、大きな方針の転換はないとみているので、ゲームチェンジャーになり得る材料ではないだろう。