昨晩のアメリカ市場は、良好な雇用統計の結果を受けて、バリュー株中心に上昇しダウとSP500は上昇、金利上昇を背景にグロース株主体のナスダックは下落した。

雇用統計のファーストインプレッション

NFPは予想を上回る+943k、失業率は5.4%に低下、労働参加率や平均時給も上昇し、総じて良い結果だったと思う。

強すぎる結果でもなく、マイルドにいい数字なので、金融引き締め観測が急速に強まるわけでもなく、年内のテーパリング開始、来年末での利上げという従来通りのシナリオが踏襲されると考えられる。

FRB執行部は今後も雇用の改善を予見しており、今後のリスクはどちらかというと強すぎる労働市場の結果が出て金融引き締め観測が強まることのように思える。

そうでなければ、ゴルディロックス相場で株は緩やかに上昇していくのではないだろうか。

日本株は8月後半にかけて下落?

日本はコロナ感染者が急激に増えている。

足元の陽性率やお盆があることを考えると、今後感染者は全国に拡がっていくのでは、と考えている。

感染者の急増に合わせる形で、日本株はアンダーパフォームしていくと予想。