昨晩のアメリカ市場は、株高、金利は中短期ゾーンで上昇、長期ゾーンは低下、為替はドル高が進行した。

FOMCは次回11月会合でのテーパリング決定を示唆、これは予想通り。

その他はややタカ派的な内容だったと個人的にはとらえている。

タカ派的だっと思う点を以下にまとめてみる。

  1. ドッツ予想がタカ派的 ①2022年末の予想で半数が利上げを示唆しており、従来予想よりも前倒しになっている、ただし、執行部は据え置きに投じていると予想している。②2024年も100bpの利上げ予想が見込まれており、これも市場予想よりも利上げ幅が大きいと思われる。
  2. テーパリングペースが速い パウエル議長は会見で2022年中旬にはテーパリングを終える可能性もある、と発言。1年かけてテーパリングをやると思っていたが、ペースは市場が思っているより速いようだ。

テーパリングのペースは速いが、パウエル議長は加えてテーパリングと利上げは連動しないという趣旨の発言もしている。テーパリングを早く終えたからといって、それが早期利上げにつながるわけではない。

このFOMCを受けてそれまで上げていた株価は上値が重くなり、中短期ゾーンの金利が上がったことからドルが全面高となった。

テーパリングは金融引き締めとは違うので、これが長期的に投資家のリスクセンチメントを悪化させることはないと思っている。

グロース企業、バリュー企業への投資を徹底していきたい。