昨晩の米国市場は、株下落、金利低下、為替はドル安円高に触れた。

雇用統計はNFPが+21万人と予想を大幅に下回るが、過去分が概ね上方修正、

労働参加率が上昇した中で失業率は4.2%まで低下、平均時給も上昇と

ヘッドラインほど悪い数字ではない。

金利は低下した一方で株は下落したことは、

株式市場と債券市場で考えていることが違うのかもしれない。

つまり、債券市場ではすでに来年3回の利上げを折り込んでいることで、今回の雇用統計が更なる金融引き締めを後押しする材料ではないと考え、

株式市場は、12月のFOMCでテーパリング加速が議論されること、つまり目先のFRBのタカ派化に焦点を当てて悲観しているのかもしれない。

特にみる人からするとパウエル議長が急にタカ派化しているように見え、これが不安心理を煽っているようにも感じる。

しかし、パウエル議長自身はそこまで急に変化したとも考えていないだろうし、必要以上に株式市場の上値を重くする行為を除いんでいないと考える。