今回のFOMCでFedは0.75%の利上げを実施。

元々パウエル議長は6月会合では0.5%の利上げを実施すると明言していた。

しかし、ブラックアウト期間中のCPIの数字でマーケットは一気に0.75%の利上げをフルに織り込みに行き、FRBはそれに追随せざるを得ない状況に追い込まれた。

そして、パウエル議長は次回も0.75%の利上げを行うと示唆(これもすでにマーケットではほぼ織り込まれている。)しましたが、それ以降のことには触れませんでした。

QT、利上げ、資産価格の調整、景気減速、これらを持ってインフレを抑えていく。

これがFedのシナリオなのはもう明らかです。

痛みは伴うもの。

(以下、追記)

今後のFedが想定する利上げペース(2022年)はこんな感じだろうか。

75−50−25−25

一方で市場が織り込む利上げペースはこんな感じだろうか。

75−50−50−25

2022年に関してはFedも市場も同じような目線で見ている。

2023年に目を向けると、Fedはさらに小幅な利上げを続けることを予想し、市場は景気後退から利上げの休止に追い込まれると見ている。

ので、今後の見方としてはアメリカ経済が利上げ+QTに耐えられるかどうかというところがより重要になってくる。

2022年に関しては、ほぼ一致しているので、しばらく金利は安定する気がしている。