先週の米株はダウが先週末から若干の下落、SP500とナスダックはやや上昇しました。

週中にあったFOMCでパウエル議長の会見が予想に反しハト派化したことを材料にIT系中心のグロース株が堅調に推移した。

一方、金曜日の雇用統計は強烈にいい数字が出て、ハト派化した後に再びインフレ懸念に悩まされる展開となり、株は総じて上昇分を吐き出す形で1週間の取引を終えている。

個人的に注目しているアメリカの実質金利は、長期的には下落トレンドにいるが、週末の雇用統計の良い数字を受けて、先週末日では上昇していることから、

週明けの株も上値が重くなりそうだと考えている。

賃金指標含めて雇用統計が良い数字だったので、FOMCでハト派化したとはいえ利上げの残り回数や年内利下げ観測など楽観視できる状況ではなく、今後もインフレ指標の見極めが必要となってくる。

ただ、今回のFOMCで見えてきたのは、もともとパウエル議長はハト派であるという事実の再確認です。

これまで強烈な金融引き締めを行ってきましたが、本格的な景気後退を覚悟してまでインフレを止める覚悟はしてないんじゃいかと思えてきました。

とりあえず、今週の株の仕入れは一旦様子見しようと思っています。