僕は投資と消費は表裏一体だと思っている。
傾向的に、投資が上手い人は消費もうまいということだ。
よく、”優秀なトレーダーはドケチだ”なんて言うけど、
ケチというのは言葉が悪く、価値あるもの、必要なものに適正な範囲のお金しか使わない人が多いのだと思う。優秀なトレーダーには。
以前書いたこの記事も、つまりはそういうことを言いたかったわけ。
http://marke.fujiizu.com/high-price-lunch/
投資も消費も”同じ価値同士の交換”という点で同じ
例えばガムを買う行為。
100円のガムがコンビニで売っていたとして、これを買う人はこのガムに100円の価値があると思うから買うわけだ。
100円とガムが同じ価値だから、交換が成立する。
投資も同じ。
例えば、少し難しくなるけど金利スワップなどは”等価交換”というのがわかりやすい。
金利スワップといのは固定金利と変動金利を交換すること。
このスワップを締結するときに、締結時点で計算される”もらえる固定金利”と払う”変動金利”の価値が同じでないと締結されるはずがない。
例えば、もらえるのは3年間合計で100万円だけど支払うのは3年間合計120万円です、なんて契約をする人がいるはずがない。
同じ価値のものの交換だから、売買が成立する。
消費の場面で適正な価値を見出せる人は、投資もうまくできる
”消費も投資お同じ価値の交換”ということがわかっていても、世の中価値が違っても交換してしまうケースが少なくない。
投資の世界ではこれをアービトラージ(裁定取引)と言う。
- 情報格差
- 知識格差
主にこの2つに起因して、”違う価値のものの交換”が消費の世界で起こり得る。
つまり、適正値以上の価格で買わされてしまう消費者は、知識や情報が不足しているが故にモノの適正価値がわからず、高いものを買わされてしまうのだ。
投資の世界でも同じ、適正値以上に高い株を買ってしまう投資家はいつまで立ってもお金は増えない。
モノやサービスの適正な価値を知ると言うのは、投資でも消費でもとても大切なことである。
普段の消費行動は、投資の行動にも繋がっていると言うことだ。
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